中東情勢への対応強化と防衛力増強を優先すべきか、それとも物価高やエネルギー価格高騰への国民生活支援を優先すべきか、また予算審議の時間と手続きが十分か否かをめぐって賛否が分かれた。
自由民主党・無所属の会は、中東情勢の緊迫化やエネルギー安全保障への対応、世界的な経済産業政策の転換への適応、地域未来戦略の推進、そして安全保障環境の変化に対応した防衛力強化が予算案に盛り込まれていることを理由に賛成した。
長谷川岳の討論(会議録)↗立憲民主・無所属は、衆議院での審議時間の大幅削減など予算審議のプロセスに問題があることのほか、中東情勢の急激な変化に対応したエネルギー価格高騰対策や患者の負担増を招く高額療養費制度の見直しが不十分として反対した。
森本真治の討論(会議録)↗国民民主党・新緑風会は、予算案が経済停滞の中で国民から前年度より多くのお金を吸い上げる緊縮的な内容であること、中東情勢を踏まえたエネルギー価格高騰対策が盛り込まれていないこと、そして衆議院での予算委員会審議が十二日間と短く、野党との合意なく日程が立てられた乱暴な国会運営が行われたことを理由に反対した。
浜野喜史の討論(会議録)↗イラン攻撃による世界情勢の急激な変化に対応できていないこと、および原油高や物価高が国民生活に重くのしかかる中で防衛増税を実施することに合理的根拠が見出せないことを理由に反対した。さらに、高額療養費制度の自己負担限度額引上げが患者団体からの意見聴取が不十分なまま強行されようとしていることも問題と考えて反対した。
窪田哲也の討論(会議録)↗参政党は、衆議院解散による日程圧迫で年度内予算成立が難しいのに暫定予算で対応しようとするのは議会軽視だと批判した。また、政府の積極財政は実質的には緊縮財政であり、グローバリズム下での大企業優遇や消費税の継続、外国人受け入れ拡大、給付型支援の普遍化など、失われた三十年の構造的問題への根本的な転換がないとして反対した。
宮出千慧の討論(会議録)↗議員ひとりずつの賛否はインタラクティブ版で見られます。