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所得税法等の一部を改正する法律案

第217回国会内閣(主管:財務省) 税・財政・予算 成立
物価上昇に対応して所得税の控除を増やし、税負担を調整する法律

ざっくり、何が変わる?

  • 所得税の基礎控除を引き上げる。物価上昇に対応させる狙い。
  • 揮発油税などいわゆる暫定税率の廃止に向けた検討を進める。
  • 法人税の在り方について、企業の内部留保の増加を踏まえて検討する。
委員長報告(参議院本会議 第9号) ↗

何をめぐって賛否が分かれたか

給与所得控除の引き上げと特定親族特別控除の創設による減税の内容、仕組み、規模、そして物価高への支援の十分さをめぐって意見が分かれた。

◎ 賛成する立場

日本維新の会

日本維新の会は、30年間変わらなかった給与所得控除の基準となる103万円の壁を引き上げて総額1.3兆円の減税を実現する点、アルバイトに追われて学業に支障が出る学生の負担を軽減する特定親族特別控除の創設、そしてガソリン税の暫定税率廃止に向けた協議が開始された点から賛成した。

高木かおりの討論(会議録)↗

● 反対する立場

立憲民主・社民・無所属

立憲民主・社民・無所属は、所得税の改正内容が基礎控除の趣旨をゆがめた複雑な制度設計となり、税制の公平・中立・簡素の基本原則を損なうと批判した。また、物価高に苦しむ国民生活への支援が不十分であり、ガソリンの暫定税率廃止が実行されず、法人課税の見直しと防衛費増税の問題もあると指摘し、政治と金の問題で信頼が揺らぐ政府・与党が税制改正を進める資格がないとして反対した。

柴愼一の討論(会議録)↗
国民民主党・新緑風会

国民民主党・新緑風会は、基礎控除の特例措置が恒久的な措置と時限的な措置を混在させ、段階的な上乗せにより税制が複雑化して、税の三原則である公平性・中立性・簡素性に反していると指摘した。また、物価高や社会保険料負担で国民の生活が厳しい中で、減税額が不十分であり、全ての働く人を対象に基礎控除を一律に引き上げるべきだと考えて反対した。

上田清司の討論(会議録)↗
日本共産党

日本共産党は、本改正案が株主資本主義を助長し、大企業による自社株買いや内部留保の増加をもたらし、賃金抑制と経済停滞を招いていると批判した。大企業の自社株買いと内部留保に対する課税を検討すべきで、また消費税を減税して応能負担を強化すべきだと主張して反対した。

大門実紀史の討論(会議録)↗

どこを通って成立したか公式記録

内閣国会に提出2025/2/4
衆議院・委員会財務金融委員会で審査2025/2/14
衆議院・本会議可決2025/3/4
参議院・委員会財政金融委員会で審査2025/3/12
参議院・本会議可決 → 成立2025/3/31
政府公布2025-03-31

どの政党が賛成したか公式記録

衆議院 2025/3/4 多数で可決(修正)(会派ごと)
賛成自由民主党・無所属の会
賛成日本維新の会
賛成公明党
反対立憲民主党・無所属
反対国民民主党・無所属クラブ
反対れいわ新選組
反対日本共産党
反対有志の会
反対参政党
反対日本保守党
参議院 2025/3/31 投票総数235
賛成 158反対 77
賛成自由民主党
反対立憲民主・社民・無所属
賛成公明党
賛成日本維新の会
反対国民民主党・新緑風会
反対日本共産党
反対れいわ新選組
反対沖縄の風
反対NHKから国民を守る党
分裂各派に属しない議員

議員ひとりずつの賛否はインタラクティブ版で見られます。

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出典(一次資料)

委員長報告(参議院本会議 第9号) ↗
e-Gov法令検索 ↗
衆議院 議案情報 ↗
事実(賛否数・議員名・日付・プロセス)は公式記録、要約はAIが作成しています。
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出典: 衆議院・参議院 議案データベース/内閣法制局 国会提出法案/国会会議録/e-Gov法令検索。データ最終更新 2026-07-06。
やさしい要約・賛否の理由は国会会議録をもとにAIが作成。事実は公式記録です。
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