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重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律案

第217回国会内閣(主管:内閣官房) 外交・安全保障デジタル・通信 成立
外国からのサイバー攻撃から日本の重要なシステムを守るための情報収集と監視の仕組みを作る

ざっくり、何が変わる?

  • 重要な電子計算機への外国からの不正行為に対して、通信情報を取得できるようにする
  • 電話会社などの事業者が被害を国に報告する制度を新しく作る
  • 取得した通信情報を審査・検査する委員会を設置する
委員長報告(参議院本会議 第19号) ↗

何をめぐって賛否が分かれたか

サイバー攻撃への防御が必要という認識は共通だが、政府が通信情報を取得・利用する権限の拡大が通信の秘密や個人情報保護を侵害するかどうかをめぐって意見が分かれた。

◎ 賛成する立場

立憲民主・社民・無所属

立憲民主・社民・無所属会派は、多発化・巧妙化するサイバー攻撃に対する官民連携の防御体制が待ったなしの課題と考え、衆議院での修正によって通信の秘密の保護が明記されたこと、および質疑を通じた政府答弁が積み重ねられたことを踏まえて賛成した。ただし、通信情報の目的外利用やアクセス・無害化措置の国会統制など懸念が残るため、政府による透明性確保と慎重な運用を前提とした賛成であった。

鬼木誠の討論(会議録)↗
日本維新の会

日本維新の会は、サイバー攻撃による被害が実際に起きている中で、能動的サイバー防御を実現する本法案が必要と考えた。特に、修正案で国会への報告項目を具体的に明記することで通信の秘密保護と民主的統制が担保されたことが賛成の理由となったとしている。

柴田巧の討論(会議録)↗
国民民主党・新緑風会

国民民主党・新緑風会は、サイバー攻撃が日々巧妙化・高度化する中で、能動的サイバー防御の導入が国家として不可欠だと考え、自らが従前から主張してきた内容と合致することから賛成した。ただし賛成に当たっては、官民協議会の有効な機能、サイバーセキュリティ人材の確保育成と処遇、産業競争力との連携、アクセス・無害化措置の適切な運用、中小企業の対策強化といった課題について、施行までに丁寧に対応することを政府に求めた。

竹詰仁の討論(会議録)↗

● 反対する立場

日本共産党

日本共産党は、本法案が国民に無断で通信情報を取得することで憲法が保障する通信の秘密を侵害し、個人情報を政府の都合で収集・利用することになると考えて反対した。また、令状なしに警察に通信情報が提供されることは令状主義に反し、警察庁が警察組織の原則を逸脱して権力を行使することになり、さらに海外サーバーへのアクセスが相手国の主権侵害と受け止められ日本を戦争に巻き込む可能性があると批判した。

井上哲士の討論(会議録)↗

どこを通って成立したか公式記録

内閣国会に提出2025/2/7
衆議院・委員会内閣委員会で審査2025/3/18
衆議院・本会議可決2025/4/8
参議院・委員会内閣委員会で審査2025/4/18
参議院・本会議可決 → 成立2025/5/16
政府公布2025-05-23

どの政党が賛成したか公式記録

衆議院 2025/4/8 多数で可決(修正)(会派ごと)
賛成自由民主党・無所属の会
賛成立憲民主党・無所属
賛成日本維新の会
賛成国民民主党・無所属クラブ
賛成公明党
賛成有志の会
反対れいわ新選組
反対日本共産党
反対参政党
参議院 2025/5/16 投票総数228
賛成 209反対 19
賛成自由民主党
賛成立憲民主・社民・無所属
賛成公明党
賛成日本維新の会
賛成国民民主党・新緑風会
反対日本共産党
反対れいわ新選組
反対沖縄の風
賛成NHK党
分裂各派に属しない議員

議員ひとりずつの賛否はインタラクティブ版で見られます。

同じ分野の法案

[成立] 重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案[成立] 国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律及び米州投資公社への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案[成立] 情報処理の促進に関する法律及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案

出典(一次資料)

委員長報告(参議院本会議 第19号) ↗
e-Gov法令検索 ↗
衆議院 議案情報 ↗
事実(賛否数・議員名・日付・プロセス)は公式記録、要約はAIが作成しています。
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出典: 衆議院・参議院 議案データベース/内閣法制局 国会提出法案/国会会議録/e-Gov法令検索。データ最終更新 2026-07-06。
やさしい要約・賛否の理由は国会会議録をもとにAIが作成。事実は公式記録です。
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