政治見える化立法タイムライン

社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する等の法律案

第217回国会内閣(主管:厚生労働省) くらし・社会保障・労働 成立
会社員の年金加入を広げ、働きながら年金をもらう仕組みを見直す

ざっくり、何が変わる?

  • 会社員などが入れる年金保険の加入対象を広げる
  • 働きながら年金をもらう人の年金額ルール(在職老齢年金制度)を変える
  • 個人型確定拠出年金に入れる年齢の上限を引き上げる
委員長報告(参議院本会議 第27号) ↗

何をめぐって賛否が分かれたか

マクロ経済スライドの仕組みによる年金の目減りを防ぐため、年金底上げ措置の復活で対応するのか、それとも制度そのものの廃止や抜本的改革を行うのかをめぐって賛否が分かれた。

◎ 賛成する立場

立憲民主・社民・無所属

政府案に抜けていた年金底上げ措置を自民、公明両党との三党合意で衆議院で修正させ、マクロ経済スライドによる基礎年金の目減りに歯止めをかけた。これにより就職氷河期世代や低年金の人の老後貧困を防ぎ、障害基礎年金や遺族基礎年金の給付水準低下も防ぐことができるため、賛成した。

高木真理の討論(会議録)↗

● 反対する立場

日本維新の会

日本維新の会は、今回の年金法改正案が在職老齢年金制度の廃止や第三号被保険者制度の廃止といった抜本的な改革に踏み込まず、中途半端な小手先の修正ばかりであり、かえって根本的な改革を遠ざけてしまうと批判した。また、納付期間延長案が見送られ厚生年金積立金の流用案が採用されたのは選挙対策で高齢者の反発を恐れた結果であり、これは党利党略で年金制度を私物化するものとして強く反対した。

猪瀬直樹の討論(会議録)↗
国民民主党・新緑風会

国民民主党・新緑風会は、年金給付水準の底上げに向けて短時間労働者への適用拡大をより進めるべきと主張し、企業規模要件の撤廃を十年先送りにすること、労働時間要件の見直しを見送ることを不十分だと批判した。また基礎年金の拠出期間延長など検討課題を先延ばしにした点と、十分な国民理解を得ないまま短期間で審議を終わらせたことに反対した。

田村まみの討論(会議録)↗
日本共産党

日本共産党は、マクロ経済スライドの継続により今後十数年にわたり年金水準が下がり続けることに反対した。物価高騰で困窮する年金生活者の暮らしを支えるため、マクロ経済スライドの廃止と物価高騰に見合った年金額の引き上げが必要だと主張した。

倉林明子の討論(会議録)↗

どこを通って成立したか公式記録

内閣国会に提出2025/5/16
衆議院・委員会中身を審議
衆議院・本会議1回目の投票2025/5/30
参議院・委員会もう一度 審議
参議院・本会議2回目の投票 → 成立2025/6/13
政府公布2025-06-20

どの政党が賛成したか公式記録

衆議院 2025/5/30 多数で可決(修正)(会派ごと)
賛成自由民主党・無所属の会
賛成立憲民主党・無所属
賛成公明党
賛成有志の会
反対日本維新の会
反対国民民主党・無所属クラブ
反対れいわ新選組
反対日本共産党
反対参政党
反対日本保守党
参議院 2025/6/13 投票総数234
賛成 183反対 51
賛成自由民主党
賛成立憲民主・社民・無所属
賛成公明党
反対日本維新の会
反対国民民主党・新緑風会
反対日本共産党
反対れいわ新選組
分裂沖縄の風
反対NHKから国民を守る党
分裂各派に属しない議員

議員ひとりずつの賛否はインタラクティブ版で見られます。

同じ分野の法案

[成立] 戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案[成立] 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律案[成立] 医療法等の一部を改正する法律案

出典(一次資料)

委員長報告(参議院本会議 第27号) ↗
e-Gov法令検索 ↗
衆議院 議案情報 ↗
事実(賛否数・議員名・日付・プロセス)は公式記録、要約はAIが作成しています。
← すべての法案を一覧・検索で見る(立法タイムライン)
出典: 衆議院・参議院 議案データベース/内閣法制局 国会提出法案/国会会議録/e-Gov法令検索。データ最終更新 2026-07-06。
やさしい要約・賛否の理由は国会会議録をもとにAIが作成。事実は公式記録です。
© 政治見える化